8mmフィルム写真館へようこそ!
 
このページは私が(というか私たちが)学生の頃から映画を撮影するために使ってきた8mmフィルムカメラ(ビデオではありません)を紹介するページです。といっても今さら8mmで何ができるわけではありませんが、できあがったものを映写 機で試写するときのわくわく感、たまーにそんなことを思い出すために作った私的なページですので、興味のない方はすっ飛ばしてください(笑)。
 
カメラ紹介(現在まだ家にあるもの)
FUJICA ZX300

現在樹理のおもちゃと化しているかわいそうなカメラです。通常8mmフィルムは1秒間に18コマ、もしくは24コマで撮影されますが、このカメラは9コマ撮影が可能です。しかし映写 機は基本的に18コマか24コマにしか対応していません。じゃ、9コマで撮ったらどうなるのか?1秒間9コマで撮ったものを1秒間18コマで映写 するわけですから、画面の中のスピードは実際の動きの2倍になります。また、1秒間に9コマしかフィルムが動かないということは、通 常の1秒間に18コマよりもフィルムが感光している時間が長いということになり、特に屋外撮影などの場合で明るさが極端に足りなくても撮影することができます(といっても演技するほうは通 常の2倍遅い動きをしなければなりませんが)。そんな使い方する人はいないよなーと思っていたら、北大OBのM君の現場(撮影のね)でこの撮り方をしていました(笑)。基本性のはそれほど良くないカメラですが、あったらあったで便利な一台です。

 
FUJICA P2
フィルムマガジンはここに入れます。
世界最小の8mmカメラです(確か)。単三電池2本でばりばり撮影できます。今で言う「手のひらサイズ」を実現している、とっても素敵なカメラです。ま、大きさが大きさですから性能はちょっと・・・。でもこの大きさで自動露出、フィルムメーター、バッテリーチェックが付いています。立派なもんです。通 常の8mmカメラはファインダー内に露出計が付いているのですが(ファインダーをのぞくと端に数値があり、そこに針が振れるしくみ)、このP2はファインダー内左に大きな三角形が出ていて、シャッターを半押しにして露出が足りていると(撮影できるくらい明るいと)三角形が左に消えていきます。単純ですがとても操作しやすいです。このP2けっこう丈夫で、丘を転がり落ちるシーンの撮影の時に、毛布で巻いたこいつを転がり落としていた監督がいました(笑)。でもそのカットは結局使わなかったみたいですけど。
 
FUJICA Z800
見た目も「カメラっぽいカメラ」ですよね?
これは実際の撮影でもメインカメラとして使用することの多かったカメラです。私もこのカメラでカメラマンとして2本撮影を担当しました(もう何年も前ですが、できあがったのは1本だけのような) 。しっかりとした基本性能を備えていて、上の2台なんかと比べると「上のはポケットカメラ、これは一眼レフ」です。 絞りもオートと固定を選択でき、シャッター開角度も調整できるようです(が、そこまでは知識がなくてわかりません)。単三電池4本をグリップの中に入れて駆動します。
 
スプライサー
LPL S-8
これが編集するための物ですね。手前のレバーを持ち上げて、銀色の部分にフィルムをはめ、レバーを下ろすと真ん中でフィルムが切れます。次に切ったフィルム同士をまた銀色の部分に置き、テープで固定するわけです。i-Movieと同じ手順ですね(笑)。これは私の個人的な持ち物で、おもちゃのような簡単な物ですが、実際にはもっと大きな物を使用して編集をしていました。
 
映写機
ELMO SOUND GS800
そしてこれが映写機です。本当はビュワーという編集したフィルムを画面で確認する機械もあるのですが、どこへ行ったのやら(笑)。この映写 機は100Wですので、ちょっと上映会には小さすぎますが、サウンドを再生できますし、FM電波を拾って外部から音の入出力も可能です。スピードも18コマ・24コマに対応していて、微調整も付いています。家庭で楽しむには充分な性能です。今の家庭用プロジェクターくらいの画面 の大きさくらいには映写できます。また、フィルムへの録音機能も付います(8mmフィルムは2トラックで、それぞれを別 々に録音できます)。
 
 
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